境界立ち合い③ 問題だらけの結末は?

こんにちは、このかです。今日も一日お疲れ様です。

さて私の両親に突然境界立ち会い依頼の手紙が届いた話として①、②と書いてきましたが、先日無事に境界立ち会いを済ませることが出来ました。

今回はいろいろ問題はあったけど結局どうなったのか?という後日談を書いていきたいと思います。

仕事とお金の問題は土地家屋調査士の方に現状を伝えて解決!

今回立ち会いをお願いされてすぐ快諾出来なかったのは、

・土地の所有者である父が仕事をしていて、境界確定を急いでいるお隣さんが提示する日程と合わせるのが難しい。
・その土地には住んでおらず、立ち会うには飛行機で行く必要がある。
(仕事が休みでも直前だと飛行機が取れない、交通費やホテルの負担)

と時間と金銭の負担が主な理由でした。

その場所に住んでいればすぐ快諾出来たのですが、依頼側もまさかそんなに遠方に住んでいて多忙だと思っていなかったのか(こちらに手紙送った土地家屋調査士さんは住所を知っていたはずだけど)直近の日にちでお願いされてしまったのです。

いくら境界確定がお互い様、土地を持っている以上協力すべきことだとしても、急いでいるからと言うばかりで依頼主側の都合だけで進められてもこちらも困ってしまいます。

というか今回の件に関しては、依頼主の方よりも間に入る土地家屋調査士さんの対応や言い方にモヤモヤした事がとても多くて…。

来なくてもいいから判子押して下さいとか(遠い目)

とまあそういう現状があったので、まずは土地家屋調査士さんに協力したいが上記の問題があると伝えるよう父に提案しました。

ネットでいろんな例を見ていると交通費を一部負担して下さる人もいるようなので、ダメ元でも言ってみた方がいいと思ったのです。

するとお隣さんが父の休みの日に都合を合わせてくれて、往復の飛行機代も全額負担もしてくれることになりました。

どのように支払ってもらったかと言うと境界確定の最後の書類を書き終えた後、飛行機代の領収書を渡して実費を頂いたそうです。

ホテル代は父の負担でしたが、土地を持っている以上父にも境界をはっきりさせておく責任はあるので飛行機代だけでもありがたいです。

父も父で、境界立ち合いのついでに数ヶ月先に予定していた自分事の用事もいろいろ済ませてきたらしいので、それくらいちゃっかりしている位でちょうどいいのかもしれません。

スムーズな立会のために準備したこと

父が所有する土地といってもそこに住んでおらず分からない事だらけなので、立ち会う前にいくつか準備した事があります。それは、

今住んでいる近くの法務局で、その土地の図面を事前に入手しておく

所有の土地の近くの法務局だけではなく、今住んでいるところの近くの法務局でも所有する土地の図面を入手することが出来ます。

土地家屋調査士の人も図面は持ってくるのですが、いくつかあった場合依頼者側に都合のいいもので行われてしまうケースもあると知ったので念のため。

法務局で入手する図面でも、古い土地だと適当なものが多いというのは知っていたのですが…今回入手した図面も適当なものだったそうです。

なので交渉手段には使えないものの、今回境界確定することの重要性を理解する事が出来ました( ´∀`)

立ち会い前に図面と実際の状況を見比べて、疑問点を確認しておく

素人が一人で確認しても意味がないんじゃない?と思うかもしれませんが、現状を把握しておくのはとっても大事です。

父も立ち会い前に確認すると、なんとお隣さんとの境界を示す境界標が何もないと言うことが分かりました。

流石に境界標はあるだろうと思っていたけど思い違いである事が分かったし、他にも事前に疑問点が整理出来たから先に一人で見ておいて良かったそうです。

境界標をしっかり打っていても、境界標が地震や工事等でずれたり壊れたり、工事の方やお隣さんが勝手にずらしていたりなんてこともあるようです。

そういうのはたとえその場所に住んでいても気づかないと思うので、ずっと住んでいる土地であっても事前の確認は必要だと思います。

実際立ち合いはどうだった?

土地家屋調査士の人とのやりとりがスムーズにいかなかったり…
立ち会う日程がなかなか決まらなかったり…
自分で入手した図面は適当なもので、
あると思っていた境界標もない…

と、いろいろあったものの実際の立ち合いは何の問題もなく、1時間半程でスムーズに終わったそうです。

初めて会うお隣さんも感じの良い方で、入手した図面が適当だったわりに意見の食い違いもなく、不信感を感じていた土地家屋調査士さんも事前に挙げていた疑問点についてきちんと説明があったので納得して合意したそうです。

お隣さんとの境界標がなかった問題も、今回の測量結果でお隣さんが費用を出して新しく作ってくれるとの事でこちらとしてはとてもありがたいです。

お互いの判子を押した契約書を交わした上で今後問題が起こらないようさらに細かい覚書も作成して、境界立ち会い問題はひとまず一件落着したのでした。

自分達が手放す前にいろいろ知れて良かった

私の両親のようにその土地に住んでいなかったり、はたまた土地の所有者が行方不明だったり、お隣さんと昔からのご近所問題があったりと境界立ち会いがスムーズにいかないケースは意外とたくさんあるようです。

いざ土地を手放したいと思っても自分の都合だけではなくいろいろな人の都合も加味するとなると、思っている以上に計画的に行動する必要があるということが今回よく分かりました。

比較的新しく分譲された土地なら他の手段もあるようですが、相続されたような古い土地だと注意が必要ですね。

こんなに知らなすぎる人は少ないとは思いますが、似たような方の参考になればと思います( ´ ▽ ` )

それでは、また!