こんにちは、このかです。今日も一日お疲れ様です。
先日賃貸の契約更新で住んでいるアパートの家賃が上がってしまったという話を書いたのですが、2年に一度の賃貸の契約更新のタイミングと同時に火災保険の更新もありました。
以前火災保険の保障内容を見直して保険料を半分くらいにした話を書いたのですが、今回はさらに不動産会社が指定していたぼったくり保険を解約してより安く充実した補償内容に変えることに成功したので、今回はその体験談を書いてみようと思います。
不動産屋が指定してくる保険はほとんどがぼったくり保険？？
皆さんも「不動産屋が指定してくる保険はほとんどがぼったくり保険」というのを聞いたことがありませんか？
ただ聞いたことはあっても、
まあ指定してくるんだから、不動産会社にも多少メリットあるよね〜、とか
多少不動産会社にメリットがあっても、それしか契約できないならどうしようもなくない？とか
もう契約しちゃってるから今更変更出来ないよね？とか
変更出来るとしても面倒だからそのままでいいや〜、とか
そう思ってしまう人も多いのではないでしょうか？少なくとも以前の私はそう思っていたのですが…この契約更新のタイミングで知ってしまったのです。
指定されている火災保険が思ってる以上に内容が薄くて保険料が高いということに！
そしてその高い保険料の分はほとんど不動産のマージンになっていることに！
変えられない場合もあるけど、変えられる場合もあることに！
今回さらに保険料が上がり、保証内容もかなり改悪されていることに！
とは言っても具体的な数字が分からないと話が見えて来ないと思うので、契約時に指定の火災保険と今回入り直した保険の大きな特徴だけ書いてみようと思います。
| 契約時指定保険 | 自分で選んだ新しい保険 | |
| 保険料 | 2年で18580円 | 2年で8000円 |
| 地震保険の付帯 | × | × |
| 保障内容 （火・風・水災、盗難、破損等） | 免責金額あり （5千〜5万） | 免責金額なし （家財保証のみ風災、雹災、雪災は損害額20万以上で保証） |
| 個人賠償保険 | ○ | ○ |
| 借家人賠償責任 | 2000万 | 2000万 |
| 家財 | 300万 | 100万 |
私の場合更新のタイミングで保証内容を少しずつ見直していて、
・借家人賠償責任の金額を2000万→1500万→1000万と徐々に変更したり、
・家財を300万→100万にしたり
・水害地域ではないので水災の保証を外したり
と色々やってみて最終的に2年で10640円になったのですが、それでも今回自分で選んだ保険の方が安いし保証内容が良くなっているので変えてよかったなと思います。
特に保証内容の免責金額ですが、免責金額というのは自分で5000〜50000円払っても足りない場合に保険金を払いますねという意味なので私のように数万とか書いてある場合はこちらの手出しが多くなるためぼったくり保険の兆候としてみられているようです。
不動産会社の手紙も実に巧妙
今回不動産会社から届いた火災保険更新のお知らせですが、火災保険の契約が必要なことに合わせて
「引き続き〇〇不動産グループがおすすめする火災保険をよろしくお願いします」
と書いてあり、後は指定保険の更新方法がつらつらと書いてありました。
もちろん違う保険にする場合の案内は一言も書いていないおらず、書いてあるのは「ご不明点・プラン内容の変更の希望等ありましたら下記までご連絡ください」という文字だけ。
火災保険はこれ一択ですと言わんばかりの雰囲気を感じるので、別の選択肢に気付いても問い合わせが面倒くさそうと思わせる巧妙な書き方だとある意味勉強になりました。
私も最初この手紙を読んだ時面倒だから前と同じで契約するねと夫に報告していたのですが、保険を変更出来ても出来なくてもブログに体験談を書けることに気付いて、とりあえず聞くだけ聞いてみるかという気持ちになりました(°▽°)
今までよりちょっと挑戦してみる気持ちになれるのはこのブログのおかげですね。
まずは保険会社を変えられるか賃貸契約書で確認（最重要）
不動産会社に電話する前に確認しておくことは、賃貸契約書の火災保険の欄や特記事項の欄に「指定の火災保険に加入すること」という文言が入っているかということです。
法律では不動産会社が火災保険を指定をすることが出来ないのですが、ここに指定のという文言が入っていると契約書に同意した上で賃貸契約を結んでいますよね？と言われてしまう可能性が大きく戦いが難航します。
私の場合は契約書の特記事項の欄に「乙は自己の負担にて、〇〇（不動産指定の火災保険）、又は借家人賠償責任担保特約付き火災保険を付保する」という書き方だったので交渉の余地ありと判断しました。
実際の電話のやり取りはこんな感じです。
私） 今回火災保険の更新のお知らせが届いたのですが、賃貸契約書に指定の火災保険という文言がなかったのでこのタイミングで別の会社の火災保険にしようと思っているのですが、その場合は新しく契約した火災保険の加入証を同封の封筒に入れてお送りすればよろしいですか？それとも別の方法になりますか？
オペレーターさん）こちら指定の火災保険に加入しなければならない訳ではないので、保険期間に空白がなく必要な保証がついているものでしたら変更は可能です。その場合は変更の連絡、加入証の送付先はこちらではなくお住まいの管轄不動産になります。新しい火災保険はお決まりですか？
私） 日新火災海上保険のお部屋を借りるときの保険を検討中です。
オペレーターさん）もう保険の変更が決定していて今の保険期間の終了の1ヶ月前である○月○日までにこちらの保険を終了し、新しい保険に加入される場合は1ヶ月分の返金が可能ですがどうされますか？
私） 早めの解約ではなく、満期終了希望です。
オペレーターさん）分かりました。そうしましたら決まり次第こちらに今の保険を満期終了したいという連絡と、変更について管轄不動産への連絡をお願いいたします。
と、こんな感じでした。
わあー思ったより簡単だし全然良い人だった！というのが素直な感想です。
不動産会社の案内が強気だったので、私も「出来ますか？」という弱気な姿勢ではなく「出来ると思いますが、方法は？」と問い合わせたのですが、オペレーターさんは普通に親切な方だったのでそんな姿勢も必要なくいろいろ案内して下さりました。
前に保証内容の見直しについて問い合わせた時も、オペレーターさんが水災害の保証を外すアドバイスをくれたり、不可能なことや無理なことを言わない限りはこちらの意向に沿ってくれる印象を受けました。
変更時期も更新のタイミングでしか出来ないのかと思っていたのですが、途中解約して新しい保険にしても良い不動産会社もあると勉強になりました。
私は賃貸の更新と同じタイミングの方が分かりやすいので満期解約を希望しましたが、今割高な火災保険に入っている方で、賃貸契約に指定の火災保険の文言がない場合は更新を待たずに一度相談をしてみるのもありだと思います。
面倒だけどぼったくられたくはない
不動産会社も指定の火災保険に入ってくれたらラッキー！嫌なら申し出れば良いじゃんくらいの感じなのでしょうが、対立や交渉が苦手な人からすると電話しようと考えるだけでも気が重いです。
疲れるし面倒だから言われるままのでもいいかと思う自分もいるのですが、分からないだろうと思って中身のほぼない不動産会社マージン行きのお金を一生懸命働いたお金で払わされるのも嫌なんですよね。
以前NHKの人にこのアパートは地上契約も衛生契約もする必要があると怒られて、何故怒られているのか納得いかずに自分で後日契約しますとお引き取りいただいた後に調べたら、設備がなく衛星契約の必要もないと知った時もものすごく嫌な気持ちになりました。
知らない自分や調べない自分が悪いのは分かっているのですが、無駄にお金を払ったというよりはどうせ分からないでしょと思われてぼったくられるのも悲しいし、そういうのが当たり前な世の中にも少し悲しくなってしまいます。
でもそれが嫌ならちゃんと戦っていくしかないと思うので、これからは全部鵜呑みにせずに理解してから契約しようと思います。
皆さんも出来るだけ悲しい思いをしませんように。
それでは、また！
