【公務員夫転職】夫の苦痛を理解する

今日も一日お疲れ様です、このかです。

バレンタインデーやホワイトデーの時期ってお店にいろんなチョコが売っているので楽しいですよね。

職場で配ったりすることはないけれど、毎年バレンタインデーにお義母さんがいろんな種類のチョコをたくさんくれるので毎日少しずつ選んで食べるのがこのシーズンの楽しみです。

最近東京駅のお土産のお菓子が進化しているらしいので、ホワイトデーにいろいろ買ってわけわけして渡したいなあとそれも楽しみにしています。

さて昨年から夫と転職に向けていろいろ話し合いを重ねているのですが、最近やっと夫が今の仕事の何が苦痛なのか理解出来てきました。

遅!

理解するのに何でこんなに時間がかかったのかというと、私達が言語化するのが得意ではないのと夫自身が自分で気づいていないところがいろいろあったからです。

私自身不安を感じやすい性格なのでいっそ何も干渉せずに転職が決まってから報告されるのでもいいかという気持ちも、そもそも夫の転職に干渉しすぎだろという気持ちもあるのですが、考え方が全然違うから気づいてないところをいろいろ教えて欲しいと言われたので、一緒に考える日々を送っています。

夫が公務員が続けられないと思う理由

最初はとにかく公務員があっていないというところから始まりました。

なので公務員の仕事とはどういうもので、それの何があっていないと思うのかというところから少しずつ掘り下げていきました。

話をしていくと、下の5つが主な理由になる事が分かりました。

①仕事内容に興味を持てず全然覚えられないし理解するのも難しい事が多い、それを毎日するのがストレス

 窓口対応はこなせたけれど、市議会議員の人と関わる部署では独自の世界観、クセの強い人たちの相手、普段使わない用語で議録を作成する等で政治に興味もないし、仕事でしか使わない用語を学んだりそれを正確に使って資料を作成するなど出来ても意味のあることのように感じられなかった。今の部署も何をやっているのがいまだによく分からないとのこと。

②進める仕事も誰も正解を知らないような内容も多いが、期限もあるし大きなお金が動く

 役所の仕事は国から方針が降りてくるが、都道府県や市ごとに沿うように進められる。県や市に詳細を確認しても相手ごとに言ってくる事が違うし、これでいいと言われたやり方でも相手によってやり直しになる。そんなあいまいな中でも期限があるし大きなお金が動いて責任がつきまとうのがストレスのようです。

③大きなプロジェクトが動いていても誰も十分理解せずに進んでいて、途中の評価や改善もしないままある日突然トラブルに発展する

 今の部署に移動した際、数年計画で進んでいるものなのに途中の見直しも改善もされずに適当に進んでいたので新しい仕事も理解できないまま急なトラブルに発展した。数年単位で大きなお金が絡んでいてもずさんになっていて、それほどの規模はなくてもそういう事が多々あってやる気をなくすようです。

その中でも仕事が上手く回るように出来る範囲で努力してきたが、部署異動でまた知らないジャンルを一から始めるのでやる気がどんどんなくなる

 確かに部署移動の時は家に仕事を持ち帰り目を通すなど夫なりに努力している姿を見てきました。またどう取り組めばもっと仕事と楽に付き合えるのか本を読んだり動画を見たり、趣味や家にいる時間を充実させてみたりいろいろ模索しているのも知っています。

ただそれでも辛い状態は変わらず、次の部署ではもう少しやれないかと淡く期待はするものの移動先でも状況が変わらず、それならいっそ違う仕事をしたいと思うようになったようです。

長いこと勤めていても知識も経験も積み上がっていくものが何もない。どの部署にいても結局ほとんど分からないままで、ただどうにか仕事が回るようにしてるだけ。成長を感じない。

ここまで話を聞いてみて、やっと夫の言うもう少し興味を持てる分野で仕事をしてみたい、もう少しやりがいのある仕事をしてみたいという気持ちが分かってきました。

公務員の業務をこなせるかはともかく私のようにお金をもらえればそれでOKという性格なら、何も考えず何の感情もわかず取り組む事が出来るけれど、そういうタイプでないなら結構きつそうです。

そこまで分かったところで、突然夫が危機感を感じることを言ってきました。

それは「仕事が一向に理解できないのが不安で、どんな風に進んでいっても対応できるようにいろんなパターンを想定するんだけど仕事以外の時間もとにかくずっと仕事の事を考えてる」という事です。

不意に出てきた危険な一言

「あ、これ危険なやつだ」と思ったのは、その一言を特に気にする様子もなく言ってきたからというのもあります。

びっくりしてさらに話を聞いてみると、

「家に帰ってきて家事してても、遊びに行ってもずっと仕事の事考えてる。考えてもしょうがないって分かってるけど、考えるのをやめられない。だから考えないようにするために筋トレしたりサウナに行っている。でもそれは自分に合ってるし楽しいし健康になるからいい趣味なんだけど」

と言うのです。

やりたい仕事に情熱を持って取り組んでいるならともかく、仕事が続けられないと思っているのにそんな状態って、かなり重症ですよね。体に影響が出るならすぐ辞めていいという前提で進めている転職活動なのに、そんな状態になってるなんて知りませんでした。

今の所睡眠や食事に影響はなく仕事も変わらず行っていますが、なんで病まないのか不思議なレベルです。いや精神的にきつい状態なのは知っているのですが、普通だったらすでに体に影響が出ているレベルです。

それを聞いた時、子供って静かに溺れるのよねという言葉や、精神的に病んでしまう時は頑張っていたらいつの間にかそうなってしまっていたという言葉が次々と頭に浮かんできました。

そんな大事なこと、公務員を続けられないと話してくれた時に一緒に話してくれたら良かったのにと思ったのですが、夫はあまり自分の精神状態のことや仕事のしんどさなどを話してくるタイプでもなく…。

ああ夫にとってその環境はずっと続いてきた事だからそれが当たり前になってしまっているんだとそこでやっと夫がどれだけ苦痛に感じていたか気づくことになりました。

性格の違いと考えるのは簡単だけど

仕事の捉え方や向き合い方は人それぞれなので、性格が違うんだなとしか思っていなかったのですが今になってすごいものが出てきました。

そんな状態でも体を病んでいない理由は、夫なりに仕事と向き合うためにストレス対処として始めた瞑想や体づくりの筋トレや食事や睡眠の見直し、朝の散歩やサウナなどいろんなことに取り組んで少しずつ習慣にしていった結果、精神は病んでるが体は病まずにいられているんじゃないかということらしいです。

そんなことってあるんですね。強靭すぎる体になったことはすごい事なんですが、喜んでいいやら悪いやら複雑です。

この仕事の事を考えたくないのに考えるのをやめられない状態ってなんでだろうというのを二人でまた考えてみた結果、夫も私も知らなかった夫の性格を知ることになりました。

その性格を知った時、だから公務員が辛いと感じるのかと二人で感動してしまいました。

今回は長くなりすぎるので、次回夫も私も知らなかった夫の性格とそれを発見するきっかけになった性格の四分類診断について書いてみようと思います。

それでは、また!