こんにちは、このかです。
節句の人形、母の嫁入り道具である大型家具や着物などの処分、途中で諦めたままになっている家族写真のデータ化、電気とガス会社の最適化など親の終活をたまに手伝っているのですが、先日母のクレジットカード整理がようやく完了しました。
確実にやりたかったので時間をかけて進めたのですが、お金の不安を減らすことは安心な老後に繋がるのでまた一つ終わってホッとしています。
途中で予想外のことも起こったものの無事に整理が終わったので、今回はその記録を書き残しておこうと思います。
まずは所有枚数や使用用途、紐づけている口座など現状を把握する
まず子供側が知っておきたいことは、
・クレジットカードを何枚持っているのか
・どういう支払いをクレジット払いにしているか
・公共料金など定期的にクレジット払いにしているものはあるか
・どの銀行口座から引き落とされているのか
というところですね。
最初私の目標は、上記を大まかに確認した後一番使いやすいカードを残して他は解約するというシンプルな目標だったのですが…。
現状を確認してみると、持っていたのは
・昔よく行っていた東武デパートのクレジットカード
・もうお店がなくなってしまったが、昔よく行っていたイトーヨーカドーのクレジットカード
・私が大学で使う教科書等を買うため用に作ったクレジットカード
という昔使っていたという理由だけで、今はほとんど恩恵を受けられないカードを使っている&今はほとんど使っていないのに解約できていないカードを持っていることが分かりました。
歳を重ねると利便性やお得なものを調べて使うより、今まで使っていたものを使えるまで使い続ける傾向が強くなっていくと思いますが、まさにそのパターンです。
そのためたくさんポイントが貯まっても、遠くまで出掛けてやっと使えるという感じで使えずに消えてしまうこともあったようです。
…勿体なさすぎる。
なので予定を変更し、親にとって一番利便性の良いカードを新しく1枚作って他は解約することにしました。
新しいクレジットカードとして選んだのは楽天カード
高齢の親でも使いやすいカードとして選んだのは楽天カードです。
選んだ理由は楽天カードなら、
・主婦や学生でも持てるくらいカードの申し込み審査が厳しくない
・貯まったポイントは近所のドラックストアでも楽天市場の買い物でも使える
・最近母の携帯を楽天で契約したばかりだったので、ポイントは携帯代の支払いにも使える
とこんな理由です。
実際パートはしているものの完全に高齢者の年齢に突入した母でも問題なくカードを作ることが出来ました。
キャンペーンも随時やっていて楽天ポイントそのものだけではなく、ポイ活のポイントも貯まって合計3万円分くらい恩恵もありました。
それから親と一緒にクレジットカードを作ると、その時に利用上限金額や暗証番号の数字を決められリスク管理がしやすくなるのも良いですね。
暗証番号はやっぱり今までのカード同様、母の誕生日とか、家電の下4桁でも仕方ないかな?と迷っていたのですが、今回は父の勧めで私の誕生日になりました。
母もそれなら忘れないと言っていたので、子供の誕生日を覚えている場合はとても良い暗証番号だなと思いました。
古いカードは何かあってもいいように数ヶ月後に解約
支払いが残っていても古いカードの解約自体は可能で、解約後も残りの支払いがあるうちは引き落としになるか、カード会社によってはカード解約前に残りを完済できる場合もあるそうです。
なので新しいカード作成と同時に古いカードの解約も出来たのですが、自分のカードでなく使用状況が完全に把握できていないのと、さらに想定外のことが起きても良いように少し時間を置いてから解約することにしました。
今回の解約までのステップは、
①新しいカードの申し込み&発行
②新しいカードが届いたら今までクレジット払いにしていたものを聞き出し、新しいカードが引き落とし先になるよう変更する
③間違って使ってしまわないよう古いカードはまとめて別の場所に保管
の3ステップになります。
使わないならすぐ解約する方がスッキリすると思うのですが、明細を見て確実に切り替えられているかチェックしたかったのと、親が使用用途を全て思い出せていない可能性があったのと、こちらも忙しく一気に進められなかったのでのんびり進めました。
使用していないと更新されないパターンもあるが、それでも解約は必要
そんな感じでカードの切り替えを行ってしばらくしたある日、親と電話をしていると一つの報告がありました。
それはあるカード会社から「更新停止」の連絡が来て、内容としては数ヶ月利用履歴がないまま、カードの更新期限が切れるので更新が必要なら利用者側からカード会社に連絡してカード更新して下さいとのこと。
このお知らせのハガキを見た母は、
「有効期限が切れるなら解約手続きしなくても解約になるから良かったね!!」
と喜んでいたのですが、実物を見せてもらうと解約になるとは一言も書いていない為カード会社に確認することに。
するとクレジットカードの有効期限が切れてカードが使えなくなったとしても、解約とはなっていないので解約したい場合は改めて手続きが必要ですと返答がありました。
理由としてはカードが使えなくても放置しておくと不正利用のリスクが高まる為とのことです。
解約したいのであれば本人がいればこの電話で受付出来ますと言ってくださったので、母に電話を変わって無事に解約出来ました。
もし母がハガキを捨ててしまっても私が解約手続きする予定だったので問題にはならないですが、母だけだったら勘違いして解約せず終わりになっていたと思うので、こういうパターンもあるんだな〜と勉強になりました。
本人確認が厳重に。不要なサービスは早めの解約を。
最近何の手続きでも本人確認がより厳重になっていますよね。
身に覚えのない被害が増えないようにとても大切なことだと思うのですが、親に変わってちょっと何か手続きする時には結構大変になってしまいました。
今回のクレジットカードの解約もそうですが、先日も電気とガスの明細書を紙→WEB明細にする為にアカウントを作る時にも、離れて暮らす家族が代わりに手続きするのは工程数が増えて面倒でした。
今はまだ本人確認の電話で会社とやりとり出来るので、難しい部分だけ一緒にやれば良い状態です。
でもこの先認知症などで本人確認の際の電話も上手く出来なくなると、解約1つに手間、時間、労力が今以上にかかってくるので、親と自分の頭がしっかりしているうちに少しずつ整理していこうと改めて思いました。
親の終活を通して自分の生き方を考える
子供に干渉されるのが嫌な人もいるのでこちらの気持ちだけで進められるものではありませんが、貯金額とかデリケートな部分に踏み込み過ぎず親が困っていることを少しずつ解決していくと、共有してもらえることが自然と増えていくと思います。
父は自分で管理出来る(したい?)タイプなので、父にはちゃんと書いておいてねとエンディングノートを買って渡したり、山積みになった書類のいる要らないの作業とか細かい調べものが苦手なのでそういうものを一緒にやっています。
親の終活を手伝っていると自分も残された人が困らないようにしようという気持ちになるので、持ち物を増やしすぎないようにしたり、既にエンディングノートを書いてみたりするようになりました。
終わりを意識するとそれに向かう道筋が見えてくることがあるので、たまーに親の手伝いをするのも良いものですね。
それでは、また!